二十四節気の『小雪』とは?2022年はいつ?どう過ごしたらいい?

二十四節気 小雪 二十四節気

古代中国でつくられた季節区分法が『二十四節気』です。
1年間の気候の推移を知るための定められたものです。
1年間の太陽の位置を24等分し、その区分となる日に天候や自然と変化をわかりやすく表す名前を付けられたものです。
中国古代文明の発祥地である黄河流域地方の季節をもとに作られたそうです。
その二十四節気の中の20番目の節気である『小雪(しょうせつ)』についてわかりやすく説明します。
その二十四節気の中の19番目の節気である『立冬(りっとう)』についてわかりやすく説明します。

2022年 二十四節気の『小雪』とは、いつ頃?


『小雪』は前述の通り二十四節気の20番目の節気です。
立冬後の十五日目で、太陽黄経二百四十度の点を通過する時をいいます。
新暦の十一月二十三日ごろ。
『小雪』とは、寒さはまだ厳しくなく、「雪まだ大ならず」の意味です。
雪はそれほどでもないということから、名づけられたそうです。
寒い地方や高い山のてっぺんに、初雪がみられる頃です。
とはいえ、日は日増しに短くなり、冷たい雨が降る季節です。

 

二十四節気の『小雪』2022年はいつ?

2022年の二十四節気『小雪』は、11月22日(火)17時20分(中央標準時)
※中央標準時とは、日本で用いられる標準時

二十四節気の『小雪』ってどんな時期?

『小雪』は、日差しが弱まり、冷え込みが一段と厳しくなる頃です。
木々の葉は落ち、平地にも「初雪が舞い始めた」という知らせが届き始めます。
まだ、本格的な降雪はないものの、遠い山嶺の頂には白銀の雪が眺められ、本格的な冬の到来を感じさせる頃です。
北風が木の葉を吹き飛ばし、みかんが黄ばみ始めます。
イチョウ並木では、黄色く色づいたイチョウの葉が地面に落ち、まるで黄色いじゅうたんをひいたかのようになります。
湖では、ヒドリガモやハクチョウなどの冬鳥がやってくる頃です。
冬鳥は普段は日本より寒い北の国で暮らしていますが、冬になると日本へやってきて、春になるとまた北の国に帰っていきます。
干し柿を作るのもこのころからです。
そのまま食べられない渋柿で作ります。
朝夕の気温差が大きいほど甘い干し柿ができるそうです。

二十四節気の『小雪』の過ごし方

寒さが深まるこの時期は、一段と美味しさの増す
鍋料理で身体を中から温め、防寒対策をとりましょう。

二十四節気『小雪』、旬の食べ物     

牡蠣 おいしく時期です。「牡蠣を食うのも花見まで」と言われます。
サツマイモ 昨今は一年中出回っておりますが、晩秋のサツマイモは特に美味しさを増す。
くわい 勢いよく芽が出ることから縁起物として正月料理に用いられます。
白 菜 白菜は、寒くなって霜が降りると、甘みを増しておいしくなります。
明治の初めの頃、中国から伝わってきた野菜だと言われています。
レンコン 旬は収穫が始まる秋から冬にかけて。
正月のおせち料理で最も需要が多い。
ブロッコリー 最も美味しい旬の時期は晩秋の11月頃から冬3月頃です。
人 参 金時人参はお正月の御節需要が非常に多く、出荷は11月から春先に集中しています。
ミカン こたつとみかんと言えば、日本の冬の風物詩でした。
温州みかん、紀州、ぽんかん、たんかんなど。

 

二十四節気『小雪』、日本の行事

季節ごとに日本にはたくさんの習わし、行事があります。
「小雪」の時期の行事をご紹介します。

新嘗祭

十一月二十三日の勤労感謝の日は、もともとは、新嘗祭という秋の収穫に感謝する祭りでした。
ずっと昔から日本で行われてきた祭りです。
天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇に供えて感謝の奉告を行い、御供物を神さまからの賜りものとして食する儀式です
毎年11月23日に宮中三殿近くの神嘉殿で執り行われます
また、同じ日に全国の神社でも新嘗祭が執り行われます。

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