二十四節気の『大雪』とは?2022年はいつ?どう過ごしたらいい?

二十四節気

古代中国でつくられた季節区分法が『二十四節気』です。
1年間の気候の推移を知るための定められたものです。
1年間の太陽の位置を24等分し、その区分となる日に天候や自然と変化をわかりやすく表す名前を付けられたものです。
中国古代文明の発祥地である黄河流域地方の季節をもとに作られたそうです。
その二十四節気の中の21番目の節気である『大雪(たいせつ)』についてわかりやすく説明します。

2022年 二十四節気の『大雪』とは、いつ頃?

『大雪』は前述の通り二十四節気の21番目の節気です。
立冬後の約三十日後です。
太陽が黄経二百五五度の点を通過する時をいいます。
新暦の十二月七日か八日頃です。
もう、山の峰が積雪に覆われているので、『大雪』といいます。
平地も北風が吹きすさんで、いよいよ冬将軍の到来を感じられます。
日ごとに寒くなり、町にも雪が降り始める頃です。

二十四席の『大雪』2022年はいつ?

2021年の二十四節気『小雪』は、12月7日(水)12時46分(中央標準時)
※中央標準時とは、日本で用いられる標準時

二十四節気の『大雪』ってどんな時期?

『大雪』は、降雪がいよいよしきりで、冬将軍の到来と言われます。
高い山や寒い地方で降っていた雪が、町中でも降るようになる頃です。
ストーブやこたつが大活躍の時期でとなります。

冬ごもりや冬眠

この時期にはいろいろな虫や動物が冬眠や冬ごもりをします。
紫小灰蝶(むらさきしじみ)は黒色で縁取られた綺麗な青色の羽をもつ蝶ですが、羽の裏側は枯草のような模様をしています。
数匹が集まって移動をし、成虫のまま照葉樹などの葉表にとまって冬をこします。

二十四節気の『大雪』の過ごし方

身体がこわばり、さが深まるこの時期は、一段と美味しさの増す
鍋料理で身体を中から温め、防寒対策をとりましょう。

二十四節気『大雪』、旬の食べ物     

ヒラメ タイに並ぶ高級魚として名高いヒラメ。この時期特に美味しくなる魚です。
背びれやおしりのヒレの付け根にある肉は「えんがわ」と呼ばれ、料理に使われます。
大 根 この時期大活躍の大根。

食中毒にも強く、どんな風に食べてもなかなか当たることはないそうです。

白 菜 白菜は、寒くなって霜が降りると、甘みを増しておいしくなります。
明治の初めの頃、中国から伝わってきた野菜だと言われています。
蕪  収穫は春と秋にされます。
寒い時期は、一段と甘みを増します。アブラナ科の一種。
ビタミンCが豊富
風邪の予防
こんにゃく芋 とてもデリケートな作物で、栽培が難しく、昔は高級食品としてお歳暮にも使われていたそうです。
ほうれん草 冬野菜の中でも特に栄養のある野菜。冬のほうれん草は、夏のほうれん草よりビタミンCが3倍多く含まれているそうです。
胡桃(くるみ) 種実類のなかでもタンパク質や脂質が高く、昔は、貴重な山の幸として重宝
されました。

二十四節気『大雪』、日本の行事

季節ごとに日本にはたくさんの習わし、行事があります。
「大雪」の時期の行事をご紹介します。

雪吊り

雪の多い地方では、雪の重みで木の枝が折れないように、雪吊りといおう作業が行われます。
雪吊りは、周りの木より柱を高く立てて、そこから傘を広げるように、木の枝と高い柱とを丈夫な針金や縄などで結んで、雪の重さに耐えられるようにすることです。
金沢兼六園の雪吊りは全国的に有名です。

事納め(事八日)

1年の締めくくり。
農作業を終わらす日です。
この日は針供養(はりくよう)を行う地域も多く、こんにゃくや豆腐などのやわらかいものに刺したり、紙に包んで神社に納めたりして供養します。

正月事始め

12月13日から、すす払いを含めた、正月の準備が始まります。
昔は、旧暦12月13日が「正月事はじめ」と言われ、お正月の準備をする目安でした。
新暦になっても、日付をそのままうつしたので、今もこの日からお正月の準備をする地域が多いです。
すす払いの大掃除の後は、「松迎え」という、正月の松飾りの松を用意します。
また、お世話になった人に「ありがとう」の気持ちを込めて贈り物をするのも、正月事始めから年末までとされています。

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